10月4日に開催されたダサイン祭。県内在住の留学生や、企業に短期就労されているネパール人を中心に、学生や若者の集いの場として毎年開催しています。
今年のダサイン祭は、とても内容が濃く、盛会となりました。
長くなりますが、
🇳🇵PART 1 式典編
🇳🇵PART 2 祭編
で綴ります。ご一読ください。
🇳🇵PART 1🇳🇵
《駐日ネパール大使ドゥルガ・バハドゥール・スベディ氏をお迎えした記念年》
今年のダサイン祭は、ネパール大使を招待した、大規模なイベントとなる準備がされてきました。
2025年は、
『ネパール・ツクチェ村と南砺市・利賀村の友好交流35周年』
『富山ネパール文化交流協会の設立10周年』
という節目の年に当たります。
かくして、駐日ネパール大使ドゥルガ・バハドゥール・スベディ氏が来県されました。
式典前日の3日、県庁の新田八朗知事、南砺市の田中幹夫市長とら懇談。
富山ネパール文化交流協会・ダルマ会長、副会長らも同席しました。
大使は、「産業や教育分野での技術交流を進めたい」などと述べられました。


4日午前には、ダルマ会長、協会理事とともに、建設中の利賀ダム(令和13年度完成予定)を視察。
利賀村とツクチェ村の友好交流の成果は、ツクチェ村を流れる川の浸食に対して砂防工事や耕地造成などの治水技術を日本が提供し、支援する事につながっています。
昼食は岩魚料理を。大使、大使夫人ともに、五箇山の幸を気に入っていただけたようでした。
(夫人はお箸を使いこなしていらっしゃいました)

さて式典です。
義務教育学校・利賀学舎アーパスには、利賀地域づくり協議会をはじめ利賀村の方々、富山ネパール文化交流協会、県、南砺市、在県ネパール人ら関係者約100人が出席しました。


今後の交流のあり方や、国内の他の友好都市との連携交流に意欲を示すあいさつがされ、
それに対し大使も、日本・富山県・利賀村と、ネパールの人々との友好関係に期待を込めた、熱意伝わるスピーチをなさいました。


ツクチェ村長からは現在の村の様子が空撮されたビデオメッセージが届き、しばし皆で見入っていました。
ツクチェ村には、中学校を卒業した若者たちが日本語の勉強をすることができる施設もできているそうです。
友好交流のシンボル、瞑想の郷の歩みの動画も田中公明先生により上映。瞑想の郷の大曼荼羅制作や、これまでの収蔵、展示の歴史について紹介されました。
赤いそばの花が咲くツクチェ村
白いそばの花が咲く利賀村
これまでの双方の友好の歩みを振り返るとともに、今後も発展していくことを祈念いたします。
🇳🇵PART 2🇳🇵
《ダサイン祭2025&富山ダサインネパール祭》
今年はPART1の式典と、従来のダサイン祭に加えて、瞑想の郷スタッフ前田様のご尽力により、多くの人にネパールの文化に触れることができるイベントが企画されました。
ダサイン祭当日は午前から、賛同してくださった講師のみなさんにより、様々なワークショップが開催されていました。
Instagram 瞑想の郷 @togameisounosato もご覧ください。






みなさん、とても楽しく学びが多い時間を過ごされた様子で、とても満足そうでした。
一方、キッチンでは朝から祭の料理がどんどん作られていきます。
夕刻、式典が終わり、駐日大使をはじめ来賓の方々も続々と瞑想の郷に集合。
今年は、
🇯🇵日本人 76人
(うち利賀村関係者が26人
瞑想の郷イベント参加者27人)
🇳🇵ネパール 52人
と、約130人!の参加がありました。今回ならではのイベントのお客さんの参加が多く、会場が所狭しの大賑わい。熱気がすごい。
こちらの会場でも、ダルマ会長の挨拶に続き、駐日大使にご挨拶をたまわりました。

やはり熱のこもったスピーチ。
ネパールの若者たちはうなずきながら聴いていました。これからの日本での生活の励みとなる言葉だったのではないでしょうか。
今年は乾杯の声も一段と元気大きい!

さあ、お待ちかねの料理の登場。安定の美味さ、辛さです👍️✨️みんなで味わいます。
そしてイベントはまだ終わっていません。別棟では巨大な仏画のもとネパール密教舞踊が奉納されました。こちらもたくさんの方が観覧。本当に濃い日です。

祭会場は徐々に盛り上がり、踊り、歌い、エネルギー放出の若者たち!
爆音の音楽に、隣の人とおしゃべりするのにも声を張り、日本人も若者たちにダンスに誘われて輪に入っていく、いつものダサイン祭♪

今年も夜更けまで楽しんでくれたようです。
そして朝。
若者たちも下山し、静けさを取り戻した瞑想の郷。残った日本人メンバーは、お片付けを前に、シンギングボウル奉奏を特別に聴かせていただきました。
心が安らぐ瞑想のひととき、嬉しいボーナスタイムでした。ありがとうございました。
🇳🇵🇯🇵今年の、大規模な式典開催をともなうダサイン祭。
この行事を成功に導くべく、連日のごとく、この協会の事務局長が利賀に足を運び、大使館との調整に尽力してまいりました。
駐日ネパール大使のご参加をはじめ、関係各方面の方々のご協力により、無事ダサイン祭を終えられたことに深く感謝いたします。
今後も、富山ネパール文化交流協会の活動への参加を心よりお待ちしております!













