令和6年4月14日、小杉町 救急薬品市民交流プラザにて、「令和6年度 富山ネパール文化交流協会 総会」が開催されました。
本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
総会には、17名の参加をいただきました。
まず、ダルマ会長からの挨拶
今年もネパールの若人が80〜100人程来日するのではないかと予想され、直近2年間で来県したネパール人もその7割が専門学生として在住。住居、通訳の問題が起こってくることが考えられ、今年もご協力をよろしくお願いいたしたい、という旨の挨拶がされました。
来賓にはとやま国際センター 専門理事 河内誠さまをお迎えしました。
ダルマ会長、大角副会長の「国際草の根交流賞」受賞や、ダサイン祭の経費面の補助など関わり、県内在住のネパール学生さんへの応援のお気持ちをお示しいただきました^_^
また、河内さんによると、県内在住のネパール人は、2014年45人⇛2019年124人⇛2023年261人⇛2024年1月340人(内留学生117人)と、かなり増えているそうです。
以後、大角さんにより議事進行となり、事業報告、会計報告となりました。
富山ネパール文化交流協会の活動3本柱は、
●ネパール人の生活支援
●ネパール大地震に対する支援
●ネパール人との交流
です。
月1回、第2土曜日19:00から開催しているしゃべり場は、ネパール人のゲストを呼んでお話しするとともに、ネパール人の学生たちが直面する事柄について、話し合う機会です。
令和5年度は10回開催できました。是非、時間の許す限り、しゃべり場はじめ、協会の行事に、多くの方にご参加をお願いしたいと思います。
まずは、6月9日(日)❢❢
作る楽しさ、味わう楽しさ!毎年にぎやかな会に、ご参加お待ちしております^_^
また、今年のメイン行事
【ダサイン祭 】10月13日 利賀瞑想の郷
【ロサール】 令和7年3月2日 救急薬品市民交流プラザ
のほか
【国際交流フェスティバル in TOYAMA】令和7年2月 オーバード中ホール
など予定されております。よろしくお願いいたします^_^
研修会は、大氏正嗣先生(富山大学芸術文化学部)の
「ネパール大地震と復興支援プロジェクトの取り組み」
ネパールには継続的に働きかけている報告とともに、富山県内の文化財について、3Dスキャニングによるデータ化やマップ化をすすめていらっしゃることなど、お話ししていただきました。
また、児童らの援助について、古い文房具などを贈るなどの活動もされており、これについては今後もアクセス可能な立場であるということでした。
さらに今回の総会には、 神奈川県立保健福祉大学 城川(キガワ)美佳先生が参加されていました。
先生は公衆衛生学がご専門です。在日外国人の健康管理に関わる調査や教育に携わっていらっしゃいます。
在日外国人で、日本で結核を発症する率の高い国のひとつに、ネパールが入るそうです。来日する意志のあるネパール人には、入国前スクリーニングや、疾患についての教育、日本の健康保険システムについて教育を。すでに在日のネパール人や、ネパール人が関わる企業などにも情報を提供したりという活動をしていらっしゃるそうです。
実際ネパールに赴かれていることから、ネパールの子供の学校保健や、地震後の学校建屋の強度などについても意見を述べられていました。
総会では、色々なご専門の視点からネパールのことを聞くことができ、よい時間になったと感じています。
閉会のことばは、今里道真副会長より。昨今の地震多発をふまえ、防災への備えや、災害時の在日外国人への対応について、考えをあらたにしましょう、ということと、今年度より監事になられた田中博さん(田中先生)に感謝を述べられて、閉会となりました。
なごやかに懇親会🍽